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お花見パニック 後編 Bパート

そして、満開の桜の下で弁当を食べ始める一同。
ダービットが作ったサンドイッチセット。
ナターシャが作った高級感漂う弁当。
ミユキが作った塩鮭、玉子焼きなどスタンダートな構成の弁当。
アキが作ったおにぎりセット。
カズマとアリアが合作した和洋中が揃った弁当。
ユミが作った誰がどう見てもお子様ランチの出来損ないにしか見えない弁当など様々な種類の弁当が敷き詰められた。

Gアイランドシティ/公園
ナターシャ「ちょっと、ダービット! あんた、アリアが作ったお弁当を取りすぎてるわよ! 他の人のことも考えなさいよ!」
ダービット「そういうナターシャだって、シホミさんの作った弁当をごっそり取っているじゃねえか。 お前こそ他の奴の事を考えろって」
ナターシャ「う… そ、それはシホミさんの作った出汁巻き玉子が美味しかったからつい………」
シホミ「ナターシャさんったら…そんなことしなくてもヴァルストークに行けばいつでも作ってあげるのに…」
ナターシャ「す、すいませんシホミさん……」
シホミ「うふふ… みんな、お弁当は他にもあるからどんどん食べてね。」
ミリー「はーい!」
ノアル「うめえ! ナターシャにほとんど取られちまったけど、やっぱりシホミさんの料理は最高だぜ」
バルザック「まったくだな。まあ、俺としちゃあナターシャの弁当も中々のもんだと思うぜ?」
ノアル「ナターシャの弁当が?」
バルザック「おう。ナターシャの奴、短期間料理教室に通っていただけなのにこれだけのモンを作るとは…大したもんだぜ」
ノアル「どれどれ… おっ! これもまた美味いぜ。」
ナターシャ(やった…! 大成功……!!)
ダービット「確かにあの二人の言うとおりだな。こりゃ、シホミさんの弁当にも引けを取らないぜ。」
デッド「もしかすると、ナターシャって料理の才能があるのかもね。」
ナターシャ(やった…! これで私も…ようやく日の目を見ることが……!!)
ミヒロ「もぐもぐ………」
アリア「あっちは盛り上がっているねぇ」
カズマ「で、ミヒロどうなんだ? 俺とアリアが合作した弁当は?」
ミヒロ「おいしい… もしかしたら、お兄ちゃんとアリ姉ちゃんが合作したお弁当ってお姉ちゃんが作ったものより美味しいかも」
アリア「本当に!? ……えへへ、ありがとミヒロ。」
カズマ「ああ、ミヒロにそう言われたら俺達も苦労した甲斐があったもんだぜ」
シホミ「うふふ…インファレンスがカズマ本来の部分を受け継いだように、アリアちゃんもカズマの料理の腕を受け継いだみたいね。今度アリアちゃんに食事当番をさせてみようかしら?」
ホリス「あ、それはいいかもしれませんね。彼女なら少なくとも、アカネさんより美味しい食事を作ってくれそうです。」
アカネ「ちょっとホリス! それってどういう意味よ!?」
ホリス「おっと、聞いていましたか。」
Dボゥイ「やれやれ、あの2人は相変わらずだな…… ともかく、カズマ。この出汁巻きを食べてくれないか?」
カズマ「ん? 別にかまわないっスよ。 ………う、うめえ!! でも、なんか姉さんの出し巻きと味が似てるな… コレをDボゥイさんが作ったんスか?」
Dボゥイ「いや、この出汁巻きはミユキが作ったんだ。」
カズマ「ミユキさんが?」
ミユキ「えへへ……」
Dボゥイ「ああ、冥王星での戦いが終わった後ミユキがヴァルストークによく足を運んでいただろう?」
カズマ「ええ、まあ……」
ミユキ「実はその一ヶ月の間にダービットさん達より早くシホミさんにお料理を教わっていたんです。私が作るお料理を食べてお兄ちゃんの喜ぶ顔が見たかったから……」
カズマ「へえ…ミユキさんらしいと言っちゃミユキさんらしい理由っスね これならDボゥイさんも喜ばないわけがないっスよ、ミユキさん」
Dボゥイ「ああ、俺も何度もミユキの作った料理を食べたが、どれも美味かったよ。」
ミユキ「本当ですか? ふふ、ありがとうございますカズマさん。それに…ありがとう、お兄ちゃん。」
アリア「………」
ミヒロ「ど、どうしたのアリ姉ちゃん…そんな怖い顔して……」
アリア「えっ!? い、いや…何でもないよ、ミヒロ。(う、うぬぅ…ライバル出現……!)」

そして、その一方では………
ゼオラ「こらアラド! そんなに食べたら私達の分も無くなっちゃうでしょ!?」
アラド「うるさいなぁ… そんなにカッカしてるとそのうち頭の血管がプッツンいっちまうぜ?」
ゼオラ「そんなのとっくの昔に切れてるわよっ!!」
オウカ「まあまあ、ゼオラ。落ち着いて」
アラド「大体俺はお前と違って胸に栄養を蓄えてねえんだから別にいいじゃねえかよ……」
ゼオラ「ま、また胸のことを言ったわねぇぇぇっ!!」
アラドの発言に怒ったゼオラはアラドに踵落としを喰らわせる。
アラド「ぶべっ!!」
ゼオラの踵落としをもろに喰らい公園の地面に突き刺さるアラド。
オウカ「ふふふ…相変わらず、この2人は見ていて飽きないわね……」
ラトゥーニ「そうですね、オウカ姉様」


そして、カズマ達の方は………
ダービット「…うっ… こ、このおにぎり…とても塩っ辛いぜ……!」
デッド「ま、まあ食べる前からいびつすぎる形でどんな味かは予想できていたけどね……」
ミリー「さっき食べたナターシャさんとミユキさんのお弁当は美味しかったのに… おにぎりくらいは作れるようになってくださいよ、アキさん……」
アキ「ご、ごめんなさい」
ユミ「………ちょっといいですか?」
ナターシャ「どうしたの、ユミ?」
ユミ「……なんで皆アキチーフやアカネさんのお弁当も食べているのになんであたしの作ったお弁当を食べてくれないんですか!? 今日のお弁当は自信があるのに………」
カズマ「自信があるって…俺にはどう見てもお子様ランチの出来損ないにしか見えねえけど…」
ユミ「あ、カズマ君ひっどーい! あたし、一生懸命作ったんだよ!?」
シホミ「まあまあカズマ、そんなこと言わずに食べてあげましょう? 幸い匂いの方はいいみたいだし……」
カズマ「まあ、姉さんが言うんなら食うけど……ダービット、デッド…お前らも付き合ってくれないか?」
ダービット「おいおい!? よりにもよって俺達かよ!? …でもまあ、ハヤトの奴はあれ以降ユミの料理がトラウマになってるもんな……しょうがない、一肌脱ぐぜ。」
デッド「ダービットがやると言うんなら俺もやるよ。」
アカネ「じゃあ、あたしはホリスの代わりにユミのお弁当にチャレンジしようかな。どんなに不味くても、マヨネーズさえあれば大丈夫そうだし……」
ナターシャ「いや、アカネさん… その理屈は色々と違うような………」

そして、ユミの作った弁当を口に入れる5人。
カズマ・シホミ・アカネ・ダービットデッド「………………」
デッド「うわっ!」
ダービット「ぶほっ!」
カズマ「うわああああああっ!!」
アカネ「…うっ! ……おえぇぇぇぇぇ………っ!!」
揃いも揃って公園の公衆トイレへ猛ダッシュで走り去っていく4人。
ユミ「ええーーーっ!? 今日もダメなの!?」
シホミ「…うっ………!(目は閉じているが眉間にしわを寄せている)」
ユミ「ええっ!? し、シホミさんまで………!?」
シホミ「ミヒロちゃん…ちょっとお茶を頂戴。」
ミヒロ「う、うん……」
ミヒロから手渡されたお茶を飲み始めるシホミ。
シホミ「ふぅ… あの嫌な味はどうにか消えたようね………」
と、そこに公衆トイレからダービットとデッドとアカネが戻ってくる。
アカネ「うぅ…マヨネーズをかけたら余計酷い事になった………」
ミユキ「だ、大丈夫ですかアカネさん!?」
アカネ「ぜ、全然大丈夫じゃないよ…ミユキ…何か飲み物を頂戴………」
ミユキ「は、はい…」
アカネにコーラの入った紙コップを渡すミユキ。
アカネ「サンキュー、ミユキ………」
デッド「うぷ…まだ口の中にえげつない味が残っているよ………」
紙コップに入っているスポーツドリンクを飲み始めるデッド。
ダービット「ユミ… これちゃんと味見したのか?」
ユミ「え? そ、そう言われたら……」
自分の作った弁当を口に入れるユミ。
ユミ「う、うひぇ~~~~!!」
近くにあったゴミ袋に自分の作った弁当を吐き出すユミ。
ユミ「………何コレ?」
ダービット「な、何コレって言われてもよ……ともかく、俺達はコレよりも不味いものは食ったことねえよ………」
ミユキ「………そんなにひどいものなんですか?」
アキ「え? ちょ、ちょっと! ミユキさん!?」
Dボゥイ「なっ…!? い、いかん! や、やめるんだミユキ!!」
Dボゥイとアキの制止を聞かずにユミの作った弁当を口に運ぶミユキ。
ミユキ「むぐむぐ……… あ、あうぅっ!」
Dボゥイ「ミユキ!?」
アキ「ミユキさん、大丈夫!?」
ミユキ「あ、ああっ…! あうぅっ!!」
咄嗟に近くにあったゴミ袋の中にユミの作った弁当を静かに吐き出すミユキ。
ミユキ「はぁ…はぁ………」
Dボゥイ「ミユキ! 大丈夫か!?」
ミユキにスポーツドリンクが入った紙コップを差し出すDボゥイ。
ミユキ「だ、大丈夫よ、お兄ちゃん…」
Dボゥイから差し出されたスポーツドリンクを一気に飲み干すミユキ。
ミユキ「雷牙博士のところで療養中に飲んだアレよりはだいぶマシだから……」
Dボゥイ「療養中? アレ?」
アキ「どういう事なの、ミユキさん?」
ミユキ「実は…私が雷牙博士の所で療養中に雷牙博士のお弟子さんが私に特製の栄養ドリンクを作ってくれたんです」
アキ「特製の栄養ドリンク?」
ミユキ「はい。効き目こそあるんですけど、見た目と味がとても酷くて私は飲んだ後に気を失ってしまって……」
アキ「そ、そんなに酷かったの!?」
ミユキ「は、はい… それはもう、この世にあれ程美味しくない物は無いくらいで…… あれに比べたらユミさんのお弁当はかわいい方ですよ………」
Dボゥイ(り、療養中に色々とすごい物を飲んだんだな、ミユキ………)
と、そこにダービット達より遅れてカズマが公衆トイレから戻ってくる。
カズマ「む、むむぅ…… やいユミ! こんなの料理でも何でもねえよ!!」
ユミ「ひっ!」
ホリス「ま、まあ…カズマ、落ち着いてください。ユミさんに悪気はないんですから……」
カズマ「落ち着いてなんかいられないっての! やいやい! この●●●●料理人!!!

ダービットデッド「ブッ!!(カズマの言葉に思わずスポーツドリンクを吹き出した)」
ミヒロ・アリア・ミユキ「い、いや……{お兄ちゃん/カズマ/カズマさん}…! 下品!!」
カズマ「あ……!! い、いけねえ…つい、インファレンスみたいなこと言っちまったよ………」
ユミは●●●●料理人の汚名を着せられてしまいました。
ユミ「ふ、ふーんだ! そんな汚名なんかいつか挽回してやるんだから!!」
ダービット「おいおい、ユミ……汚名を挽回してどーすんだ?」
デッド「そうそう、汚名は挽回じゃなくて返上するものだって。」
ユミ「え、ええっ!?」
ハヤト「ゆ、ユミちゃん…君って………」
カズマ「ったくユミの奴ぁ……」
とそこに、帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)が流れ始める。
カズマ・アリア「いっ…こ、この音楽は………」
ミヒロ・ミユキ「まさか…!?」
シホミ「………ともかく、ユミさん?(目が開いている)」
ユミ「はうっ!?」
カズマ「ね、姉さん………(げぇっ… 俺達が恐れていた事態が本当になっちまったよ………)」
シホミ「お花見が終わったら後でヴァルストークの食堂に来なさいね? お料理の基本を一からみっちりと教えてあげるから………」
ユミ「はぁい………」
ノアル(おぉ、怖… ただ、目が開いただけなのに、すごい威圧感だぜ…<…!)
バルザック(こりゃ、カズマがガキの頃からシホミさんに頭が上がらないのも無理は無いわな……)
ハヤト(そんな事よりも、俺はユミちゃんのことが心配ですよ………)


あとがき
 前編をアップしてから2ヵ月後と言う物凄く遅いながらも、後編をアップしました(今回はAパート、Bパートに分けてアップし、ブログのレイアウトも変更しました)。

 今回はテッカマンブレードのミユキに負けず劣らず私のお気に入りであるオウカ姉さんとアラド君、ゼオラ、ラトの4人をゲスト出演させ、ユミのお弁当を食べるカズマ達のやり取りはテイルズオブファンタジアの侵食洞でのお食事タイムを元ネタに執筆しました。

 また、後半にミユキが言っていた雷牙博士のお弟子さんが作った栄養ドリンクは↓の事だったりします(爆)。

クスハ汁


 ちなみに、冒頭でミユキが見ていたのは「yes! プリキュア5」第7話「親友ナッツ現る!」です(ノイ・ヴェルターの爽快かつ愉快な日々でのミユキはプリキュア好きという設定なので)
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お花見パニック 後編 Aパート

ヴァルストーク/ミヒロの部屋
こまち『あら? 可愛い♪』
かれん『なに?』
こまち『ホラ、トカゲ♪』
かれん『ひっ……! いやぁぁぁぁぁっ! こ、来ないで! それ以上近付かないで!!』
こまち『可愛いのに……』
ミユキ「連合宇宙暦101年 4月6日 航海日誌…
今日は、わけあってカズマさんの代わりに私がヴァルストークの航海日誌を書くことになりました。
アキさん達のお料理修行から大分経ち、普段お料理をすることがなかったダービットさんやデッドさんもシホミさんのご指導のおかげで、
ナターシャさんの方もお料理教室に通い続けた甲斐もあって大分上達し、
レギュレイトさんの一言でミヒロちゃんのお弁当を合作する事になったカズマさんとアリアさんもシホミさんのお墨付きがつくお料理を作り上げていました。
だけど……アキさんとユミさんだけは上達する気配が殆どなくて、ユミさんのお料理を食べたタカヤお兄ちゃんやカズマさんは毎日のように悶絶し、ユミさんはシホミさんのとてつもなく恐ろしいお仕置きを受けていました。
アキさんとユミさんはきっと本番では大丈夫と言い張っていたけど、本当に大丈夫なのかしら………
お兄ちゃんや皆さんと一緒に行くお花見がアキさんとユミさんのお弁当で地獄絵図にならないかどうかが心配です………」

日誌を書き終えて最後にキュアミントとキュアアクアのイラストを書くミユキ。と、そこにDボゥイがやってくる。
Dボゥイ「ミユキ、そろそろ準備をする時間だぞ。」
ミヒロ「きゃあっ! の、ノックぐらいしてくださいよ、Dボゥイさん!!」
Dボゥイ「っ! す、すまないミヒロ…つい、いつもの癖でここがミユキの部屋じゃなくてミヒロの部屋だってことを忘れてしまった……」
ミヒロ「い、いつもの癖って……?」
ミユキ「驚かせちゃってごめんね、ミヒロちゃん。お兄ちゃんは昔から私の部屋に入る時はノックをしないで入ってくるから……」
ミヒロ「そ、そうなんだ…… ああ、びっくりしたぁ………」
Dボゥイ「ほ、本当にすまなかった…ミヒロ……」
ミユキ「それで、お兄ちゃん。他の人達は?」
Dボゥイ「ああ、そろそろみんな台所に集まってくる頃だ。ミユキも急ぐんだぞ。」
ミユキ「わかったわ、お兄ちゃん。」


そして、しばらく経った後皆の弁当作りが無事終わり、一行はGアイランドシティの公園へと向かった。

Gアイランドシティ/公園
ミリー「でも、ビックリしたなぁ…ノアルさんとバルザックさんもお花見に参加するって聞いたとき……」
ノアル「まあな、アキ達が楽しい花見にいくってのに、俺達が留守番ってのは冗談じゃないからな。」
バルザック「それで、シホミさんを何とか説得して俺達も参加できることになったわけさ。」
ノアル「まあ、その代わりに花見で食う弁当の空箱を洗うのを頼まれちまったけどな……」
カズマ「そ、それって本末転倒じゃねえか……」
バルザック「仕方ねえよ、引き受けなかったら連れて行かないってシホミさんに言われちまったんだからな……」
ノアル「それに、シホミさんも4日前からちょいとご機嫌斜めだしな… 万が一逆らったらぶっ飛ばされそうだぜ……」
ミリー「ご、ご愁傷様です……」
カズマ「俺もガキの頃からよく姉さんを怒らせてはビンタされちまってるしな… ノアルさん達の気持ちがよ~くわかるぜ………」
ノアル「カズマ…お前も苦労してたんだな……」
シホミ「あら? カズマ…ノアルさん達と何を話しているの?(目は閉じている)」
カズマ「……ッ! い、いや…な、何でもない! 何でもないって、姉さん!」
シホミ「そう… ならいいけど……」
カズマ・ノアルバルザック(ふぅ…やっべえ、やべえ……)
ミリー(や、やっぱりシホミさん…ちょっと気が立っているみたいですね……)
アリア「でも、お姉ちゃん。あたし達、どこに座ろっか? これだけの大人数が座る場所って見つからないと思うけど……」
シホミ「それなら心配ないわよアリアちゃん。フリーマンさんが私達の為に絶好の花見スポットを確保してくれたもの。」
アリア「ああ、そうなんだ……って…ええっ!?」
ミヒロ「ふ、フリーマンさんってそんな事まで出来ちゃうの!?」
ホリス「い、いくらフリーマンさんが根回しが得意だからって、そこまでは………」
ミユキ「あ…シホミさん! フリーマンさんが用意してくれた場所ってあそこじゃないんですか?」
シホミ「どれどれ……(ミユキが指差した場所を見て)どうやら、あそこで間違いないみたいね。さあ皆、準備しましょうか」
カズマ「何だってーーーーっ!?」
アリア・ミヒロ「う、嘘… 信じられない……」
ホリス「お、恐るべし…フリーマンさんの根回しの上手さ………」

一行、フリーマンが用意した場所に座り始める。

カズマ「す、すげえ…ちゃんと俺達全員が座れちまったぜ……」
Dボゥイ「ああ…チーフの根回しの上手さは俺達もよく知っていたが…こんなことまでやれるとは思ってなかったよ……」
ユミ「でも、Dさん! ここから見る桜の花はすっごく綺麗ですよ~~!」
ミユキ「そうよ、お兄ちゃん。せっかく皆さんと来たんだから、今日は存分に楽しまなくっちゃ」
ユミ「そ~ですよね、ミユキさん! ハヤトさんもそう思うでしょ?」
ハヤト「そうだね、ユミちゃん!(うぅ…よかった…Dボゥイさんのついでとは言え…ユミちゃんに相手にしてもらえた………ッ!)」
ミヒロ「ホントに綺麗……」
アカネ「そうだね、ミヒロ。特にこの下で食べるお弁当はどんなに美味しいことやら……」
ホリス「おやおや、アカネさん。もう口からよだれが滴り落ちていますよ?」
アカネ「え!? ええっ!?」
ホリス「嘘ですよ。」
アカネ「こ、こ、こ、こ、こ、こ……この馬鹿ホリスゥゥゥゥゥーッ!!」
ナターシャ「やれやれ…相変わらずね。この二人は……」
ユミ「そうですね……って! ナターシャさん、居たんですかぁ!?」
ナターシャ「い、居たんですかじゃないわよ! 居たんですかじゃ! さ、最初から居たじゃない!!」
ユミ「す、すいませんでした…ナターシャさん……ぜ、全然気付いてませんでした………」
ナターシャ「ぜ、全然……!?(な、何で私ばかりミユキさんとは違って作者からこんな扱いを………しくしくしく………)」
デッド(あーあ、ナターシャの奴普通にヘコんでるよ……)
ダービット(と言うかユミの奴も結構えげつない事言うもんだな……)
バルザック「にしても今年の桜は一段と見事だな。こいつは写真に収める甲斐があるってもんだぜ。」
ホリス「写真? ああ、バルザックさんはスパイの頃はカメラマンに変装していたんですよね」
カズマ「そーいやそうだったな、俺としちゃあ、後で見せた軍人としての姿は全く気に入らなかったけどな」
バルザック「そう言うなって。じゃあ、一枚撮るから、みんな準備しろよ。」
カズマ「わかったぜ、バルザックさん。」
ミユキ「えへへ…じゃあ、私はお兄ちゃんの隣に座ろうっと♪」
Dボゥイ「お、おいミユキ……」
アキ「もう、ミユキさんったら! でも、この際だから私もタカヤの隣に座ろうかしら?」
ユミ「あーっ! ズルイです、チーフにミユキさん! こうなったらあたしはDさんの後ろに座っちゃおーーっと!!」
ハヤト「ちょ、ちょっとユミちゃん!? お、俺の立場は……!?」
Dボゥイ「……3人とも勘弁してくれ………」
ミユキ(でもハヤトさん、何か可哀想……)
カズマ(お、俺的にDボゥイさんが羨ましいというか…大変と言うか……)
アリア「ほらほらカズマ! ボーっと突っ立ってないであたし達も準備するわよ!」
ミヒロ「早くしないと撮影が始まっちゃうよ、お兄ちゃん!」
カズマ「わ、わかってるって!」

そして、しばらくして……

バルザック「よーし、そろそろ撮るぞ…って、ハヤト! シケた面してないでもっと笑顔になれ! いい写真が撮れねえだろうが!」
ハヤト「は、はい……」
デッド「相変わらず、前途多難だね。ハヤトの奴は」
ダービット「ま、俺達も仲間としてハヤトを応援してやらないとな」
ナターシャ「そうね。」
デッド「だね。」
バルザック「よーし、行くぜ! 1+1は?」
全員「2!!」

バルザックのカメラのシャッターが下りる。

バルザック「よし、いい写真が撮れたぜ。現像したらみんなに配ってやるからな。」
シホミ「ありがとうございます、バルザックさん」
ミリー(今度はあたし、ちゃんとした顔で写っているかなぁ…?)
ミユキ「どうしたんですか、ミリーさん? そんな深刻そうな顔をして……」
ミリー「あっ…何でもないですよミユキさん。」
ミユキ「………?」
カズマ「さぁて! 写真も撮ったことだし、そろそろ弁当でも食い始めようぜ?」
シホミ「あらあら…やっぱり、カズマはお花よりもお弁当の方がいいみたいね。でも、ちょうど私もお腹が空いてきたところだし……私達も食べましょうか」
ミヒロ・アリア「さんせーーーーーい!」
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